プラティープ理事長 神戸市、大阪市などにて講演
Submitted by admin on Wed, 2009-07-22 02:58.
キリスト教社会運動家として幅広い業績を残された故賀川豊彦氏を偲ぶ賀川豊彦献身100年記念事業として、神戸市の兵庫県公館にて「グローバル化時代が求める社会運動の国際的連帯」というテーマでシンポジウムが7月13日(月)に開催されました。プラティープ理事長と近畿大学の秦教授がパネリストとして招聘され、会場には300人ほどが聴講されました。主催に関ったアジアボランティアセンター(AVC)では、先の7月10日(金)に大阪聖パウロ教会集会室にて「プラティープさんを囲む会」を企画され、「わたしたちとアジア・太平洋をつなぐ」というテーマで交流会が行われました。NGOの役割と未来について語られた集会には、財団ご支援者の奥井先生ご夫妻をはじめ多数の方々に出席いただきました。
さらに7月12日(日)には、貝塚市に移動し、部落解放同盟など様々な分野でご活躍されている前川実氏が企画された集会では、タイ社会の政治と経済状況が貧困層に及ぼす影響などについて講演されました。
最後に、各地での講演会においてお世話になりました皆さま、並びに当財団の活動をご支援いただきました各団体の皆さま、心より御礼申し上げます。

愛情を求めるベルちゃん
Submitted by admin on Fri, 2009-07-17 05:20.
「ポーン先生、みんな私のこと好きかな? ねえ、ポーン先生、プラティープ先生はどうかなあ?」...笑顔の可愛いベルちゃん(14歳)が頻繁に口にする言葉。そして、「生き直しの学校」で一緒に暮らしている教師や友だちが自分のことを本当に愛してくれているのかを知りたいのです。
ベルちゃん(ベンチャパン・ランサードトーン)は、この1月にパトゥムターニー県少女鑑別所職員の連れられて入所してきました。
彼女は生まれて以来、両親、兄、祖父母とともに暮らしてきたものの、家族の愛情に恵まれずに育ってきました。祖母が死亡、祖父が24歳の女性と再婚した後、一家は地方へ移転し、農業雇用者として生計を立てるようになってまもなく、父親が癌で死亡しました。母親は再婚し、9歳になったばかりの彼女は精神病を持つ叔母の元に預けられました。叔母の感情が激しく、頻繁に虐待を受けるようになりました。彼女は耐えられなくなり、母親の所在を探すために家出を決心しました。やっと探し当てた母親のところでは、義父の実妻が母親を虐めている姿でした。ある日、母親と彼女は逃げるようにしてアパート住まいを始めました。
やがて、義父が同居するようになり、彼女が好まない感情を出して母親を悲しませたくないために抑制しました。そして、義父が母親と彼女を連れて地方へ向かっている時に交通事故に遭い、母親が即死し、養父と彼女が軽傷をおいました。母親の即死を目前にした彼女は、自分の人生につまづいてしまいました。「どうしたらいいの? 一人ぽっちになってしまった!」とつぶやき、目を閉じれば、母親の即死状態ばかりが脳裏をかすめるのでした。その後、彼女は祖父のところにやってきて、義祖母から虐待される日々が続きました。再び耐えられなくなり、家出をし、友だちの家での居候からボーイフレンドへと移り、麻薬を常用し始め、最終的には麻薬欲しさに売春をするようになりました。
2007年12月29日、未成年者の麻薬常用等で補導され、パトゥムターニー県少女鑑別所にて1年間過ごすことになったのです。
長年にわたりスラム地区で実施してきた当財団の活動に対して、様々な機関が真の社会福祉事業として認めるようになり、特に更生施設としての「生き直しの学校」では、少年少女鑑別所を出所した子たちを受け入れるようになり、これまでに13人が両校(チュンポーン校、カンチャナブリ校)に入所しました。
彼女がカンチャナブリ校にやって来た当初は、誰とも話さず、人を信用できず、盗みばかりしていました。彼女の盗みは、自分と親しくしてくれる子の感情を試すことが目的で、自分の盗みに対して怒らなければ自分を愛してくれているんだと思い込んでいるのです。この施設での暮らしから数日が経ち、職員は彼女を教授していく方法に苦戦し、年齢差のある子どもたちが一緒に生活することの大切さを少しずつ指導していくようにしました。幸いに、彼女は物語やダイアリーなど、記録していくことやスピーチが大好きなため、
彼女の将来に役立つ特別指導を推進していく予定です。
彼女のようなケースの子に対する更生指導は、正に時間との闘いになりますが、当財団ではどんな子にも明るい未来があるというチャンス(機会)を与えていきたいと願っています。

津波復興事業孤児センター「バーンターンナムチャイ」 パンガー県教育局より『教育貢献賞』を受賞
Submitted by admin on Fri, 2009-07-17 03:44.

去る7月9日、パンガー県教育局の主催により、当財団の津波復興事業に対して『教育貢献賞』が贈られました。今回の授与式には、パンガー県知事イヤムスリヤー氏を主賓に招き、県内で活躍する団体や個人が表彰され、財団からは事業責任者のロジャナー代表と職員が出席しました。
2004年12月26日、スマトラ沖地震発生後、南タイ6県の広範囲な地域が一瞬の大津波により多くの犠牲者を出しました。被災直後から世界中に犠牲者の報道が絶えない中、当財団では早速現地に入り、被災者の救援、心のケアーのための活動をスタートしました。子どもたちや大人たちの恐怖感を癒す心理療法をはじめ、おもちゃ図書館、バティック(ろうけつ染め)製作、教育奨学金制度、漁業用具支援、おはなしキャラバンなど、数々の活動に取り組んできました。現在、孤児センター「バーンターンナムチャイ」には、3歳から17歳までの男女65人が暮らしています。
今回の受賞は、4年余りにわたって津波被災者たちのために日夜、誠心誠意働いてきた職員への唯一の贈物となりました。
最後になりましたが、このたびの受賞を決定してくださいましたパンガー県教育局並びにご関係者の皆様、どうもありがとうございました。
プラティープ理事長 豊中ロータリークラブ創立50周年祝賀会に出席
Submitted by admin on Fri, 2009-07-10 03:52.
去る6月27日、プラティープ理事長と近畿大学の秦辰也教授は豊中ロータリークラブ創立50周年の記念式典に出席しました。豊中ロータリークラブは50年間にわたって国際的な社会奉仕活動を行ってきています。
1993年、豊中ロータリークラブの皆様が大火災直後のクロントイ地区を訪問されました。一瞬にして火が回り、多くの住民たちが焼け出された状況を目にされたメンバーの方々が帰国後、豊中市から譲り受けた中古消防自動車を当財団に寄贈していただき、同時に消防隊員の消火活動に関する研修指導も実施してくださいました。そして、2002年からタイ国内の各ロータリークラブと協力し、国際奉仕活動を担うマッチンググラント事業を開始しました。毎年各地のロータリークラブと協力して、地方の学童たちが清潔な飲料水を飲むことができる浄水器100台余りを学校に設置したり、図書室の備品(コンピュータや書籍等)、住民健康センターの機器類、「生き直しの学校」カンチャナブリ校のアブラヤシ農園に灌漑用水路の設置などに取り組まれ、さらに中古自転車100台を定期的に寄贈され、当財団では遠隔地の学童たちが利用できるよう配布しています。
最後になりましたが、創立50周年をむかえました豊中ロータリークラブ様の長年の功績を称えまして、財団職員一同と大勢の子どもたちより心からお祝い申し上げます。

親子対面式 「生き直しの学校」チュンポーン校
Submitted by admin on Fri, 2009-07-10 03:32.
麻薬の更生施設「生き直しの学校」チュンポーン校では、6月27、28日の2日間にわたって、恒例の親子対面式を行いました。施設はバンコクから南に600km余り離れた所、チュンポーン県ラメー郡の山麓にあり、職員と保護者42人が現地に向かいました。1年又は数年ぶりに我が子と対面する保護者は、夜間も我が子の姿に思いを馳せて眠ることを惜しみ、たくさんの好物とともに訪ねることを夢見てきたのです。対面式で親子が寄り添い語り合って過ごす日々に立ち会うと、企画した施設を開校したミンポーン先生(メークルー)は25年前に始めた頃からの疲れも忘れてしまうそうです。
この施設は、豊かな大自然の山麓の中にあり、家庭崩壊、虐待、麻薬、犯罪などにより心身共に傷ついた青年たちの心を癒してくれます。入所者は、主にクロントイ・スラムや近郊地区からが多く、最近では少年鑑別所から刑期を終えても行き場のない青年たちを受け入れています。更生期間中、青年たちは職業訓練や一般教養なども同時に学んでいます。今年の入所者数は、16歳から25歳まで60人。
青年たちは、勉学を途中で止めてきているケースが多く、中学から大学までの就学ができるように配慮し、土・日曜日にはコンピューターや電気機器の修理なども実施しています。これまでに2,500人余りの青年たちが施設を卒業し、社会に巣立ち、それぞれが相応しい職業に就いています。
親子が対面できる時間は短くても、立派に成長し、たくましく生きている我が子と触れ合い、将来を語り合うことができるようになったことに親子共々満足し、希望を持つようになります。
「生き直しの学校」チュンポーン校では、麻薬の更生の他にも、持続可能な事業としてゴム園、アブラヤシ農園、無農薬野菜栽培、果樹園などから得られる収益で、年間運営費の60%を独自でまかなうことができるようになってきました。

ムクダハン県(東北タイ)にて教育奨学金の授与式
Submitted by admin on Wed, 2009-06-17 07:58.

去る6月7日~9日の期間、教育部門のスワンニー代表と里親事業部のサーイルン部長他職員たちは、ムクダハン県ダンルアン郡の2校の小・中学生25人に対して2009年度の教育奨学金授与式を行いました。当日は、教材や学校の図書室に書籍を贈呈しました。
現在、当財団ではスラム地区の貧困家庭の子らを対象に幼稚園から大学生までの2,500人に奨学金を支給している他、東北タイ地区ではムクダハン県を含むナコンラチャシマ県、ブリラム県、ルーイ県、コーンケン県、カンチャナブリ県の6県、60人に対して
支給しています。奨学生の家庭は農業に従事し、一日80~100バーツ程度の収入なため、非常に厳しい生活状態で子どもの就学を支えていくことができないのです。それでも、子どもたちは熱心に勉強しようと努力し、家族や地域のために積極的に手伝っています。財団の奨学金は、学校側で選択された子たちに支給されます。授与式後、奨学金の意図についてわかりやすく説明し、奨学生たちを激励したり、さらに家庭訪問をして、教師や保護者たちと歓談しました。当財団では、国内の貧しい家庭の子どもたちの夢が少しでも叶えられ、彼らの社会的な価値を高めていきたいと願っています。

奨学生たちの活動 衛生的な環境づくりに取り組む
Submitted by admin on Wed, 2009-06-17 07:53.

去る6月6日(土)、教育里親事業部では奨学生たち100人(8歳~13歳)とともに70ライ地区を中心として地域の清掃活動を行いました。今回の活動は、地域で暮らす子どもたちや青年たちに環境改善を推進することが目的であり、さらに日常生活で出るゴミの量を減らしたり、分別作業(ビニール袋やペットボトルなど)をする習慣をつけていくことです。バンコク都からの収集車は一日に2トンのみなため、出るゴミの量に対して収集が追いつかず、住民たちは我先にゴミを捨てる競争をすることになります。
当財団では、奨学生たちの活動を通して、地域住民たちが周囲の環境問題に関心を示し、住みよい地域づくりを進めていくことを願っています。





