ウアン叔母さんの余命は...

ウアン叔母さんの余命は...

   

  第1-2-3地区の狭い路地にある2階建ての家屋から悪臭が漂い、残飯の臭いが近所の人々も感じるくらいです。ウアン叔母さんは、食べ物を口に入れようと努力してはいるものの、顔全体が汚れてしまっていて、数日間も水浴をしていない姿に見えました。
 ウアン叔母さん(本名はスック・プーチャルーン、72歳)は、ピチット県の出身で、クロントイには働き口を求めて出て来ました。夫は死亡し、息子1人と娘1人もそれぞれ家庭を持ち離れて暮らしているのです。今は一人暮らし、しかも右側が半身不随なため、寝たきり状態で、ほとんど自分では何もできません。以前は孫娘が世話をしていたのですが、B型肝炎を患ってしまい、自分の治療で精一杯のようです。
 大柄のウアン叔母さんは不自由な身体なため、大便や尿など垂れ流しのままになってしまい、世話をする人(近所の人や財団の職員)が来ない限りはサロン(腰布)などを取り替えてくれる人はいません。ウアン叔母さんは口癖のように娘婿が来るんだよと近所の人に言ってはいますが、果たして彼女は何時までここで暮らしていけるのでしょうか。
 ウアン叔母さんは、親切な近所の人たちのおかげで毎日をむかえられていますが、取替え用のサロンや車椅子などを必要としています。皆様には、是非、ご協力くださいますよう、よろしくお願いいたします。
 当財団の高齢者プロジェクトの担当者は、ソーポン・ダーラード(女性)です。

Hands Across the Water団体よりご支援 『津波ユースセンター』の建設がスタート

 


            
     Mr. Peter Bainesが代表を務める「Hands Across the Water」団体では、2004年12月26日に発生した大津波直後から被災者の救援活動を開始してきました。オーストラリア人とイギリス人から成る会員たちは、以来被災者たちに対する慈善活動に積極的に取り組んできています。この団体は、特に当財団が運営する「津波孤児センター」に対しても協力してくれています。  
   昨年は、団体の会員23人がペッブリー県からパンガー県まで800キロの距離を10日間かけて自転車キャンペーン活動に参加され、1月26日に最終目的地のパンガー県にゴールインしました。キャンペーン活動で集まった募金は、津波孤児センターの建設資金として寄贈されました。

2010年度の『子どもの日』

             

 

 タイ国では毎年1月の第2土曜日が『子どもの日』となっており、首相から全国の子どもたちに対して「思慮深く、勤勉で、善い行いをするように」といったメッセージが贈られました。

 プラティープ財団は、地域で活動を実施してきて今年で32年目をむかえますが、毎年この時期には『子どもの日』の行事を開催し、近郊地区の子どもたち約2,000人が財団建物内で数々のプログラムを楽しんでいます。また、財団以外のスラム地区40ヶ所の子どもたちに対しても一日有意義な活動ができるように支援してきています。

大津波から5年

                               

2004年12月26日、インド洋とアンダマン海域の14カ国以上を襲った大津波は、決して忘れることのできない大惨事となりました。一瞬にして228,000人もの命を奪い、タイ国内でも8,000人以上が死亡という悲報が流れ、身元不明者が多い中、行政機関やNGO団体が協力し合い、遺体の確認や被災者に対する支援活動に取り組んできました。

在タイ、スイス大使来訪

               

 去る11月25日、在タイ、スイス大使館よりMrs. Christine Schraner Burgener大使が当財団を訪問されました。Burgener大使は特に当幼稚園がモンテッソリー教育の指導法を取り入れていることに関心を持たれ、プラティープ理事長とともに各教室の園児たちの活動を視察されました。

サタヤサイ校にて贈呈式 「タイ伝統楽器・現代楽器と給食用キッチン及びコンピューター機器」

                    

    国際ロータリー財団より支援金を得て、タイ国内の学校等を活動を支援する「マッチンググランド」事業は、当財団を調整機関として10年程前から豊中ロータリークラブがタイ国のロータリークラブと協力して始められています。

タイ王室ウボンラット妃の奨励により スラム地区の模範的青年を表彰

 

           

 「人は生まれる所を選ぶことはできないが、成功のために歩むべき人生を選ぶことができる」の言葉を実践している若者たちがいます。密集して劣悪な環境、様々な社会問題と闘わなければならない所=「スラム」に生まれ育ってきた若者たち、その中でもどんな境遇にも屈することなく、着実な自分の目標を持ち、地域社会に貢献している若者9人が模範的青年として表彰されました。

財団職員、スワンニー・ワットヌーさん NGO部門において『児童権利保護親善大使』賞を受賞

                             

 1988年から国連会議の席上、各国の児童権利について検討されるようになり、その後子どもたちの居住環境や発育や児童擁護などを含む権利が施行されました。タイ国では、児童福祉相談所やNGO団体など19の機関による「児童委員会」が設けられ、毎年児童の権利を主張する大会が開催されるようになりました。この大会では、子どもたちが各地で直面している問題を提起し、相互理解の下で解決法を考案していくシステムとなっており、関係各機関の代表者たちが多数の意見を交換し合う場所となっています。

麻薬撲滅運動の強化にむけて

                                        

 数年前に政府が麻薬一掃に対して真剣に取り組み、スラム地区でも撲滅運動を行ってきました。しかし、昨今の政情不安と経済危機などの影響により、再び麻薬が蔓延し始め、密売者と常用者が急速に増加してきました。麻薬から様々な犯罪へと悪化していくばかりで、住民たちの安全な暮らしさえも奪われてしまっています。

モンテッソリー教育の指導法実施 及び「生き直しの学校」カンチャナブリ校男子寮の竣工式

              

 当財団では、スラム地区において30年余りにわたって子どもたちに対する開発教育を目指した活動を続けています。スラムの貧しい環境で生まれたとしても、平等な人としての教育を受ける権利があるからです。こうして、当財団では3年前からモンテッソリー教育の指導法をプラティープ幼稚園の園児たちに取り入れるようになりました。的確なプログラムによるカリキュラムで教えていくため、園児たちの知能や社会性などの発育状況に成果が見られるようになりました。こうした実績から、当財団の幼稚園が国際モンテッソリー協会からタイ国のモンテッソリー教育指導の研修センターに抜擢されました。