プラティープ幼稚園でカオパンサー(安居入り)の行事

 

  タイ国の伝統行事の一つ、カオパンサー(安居入り)は、仏教徒にとっては欠かせないもので、当財団のプラティープ幼稚園では、7月22日に園児や保護者たち総勢300人が参加して行われました。皆の気持ちとして寄進(タンブン)された浄財を寺院に進呈した他、サパーン寺より来訪いただいた僧侶から、『カオパンサー行事の必要性』について園児たちに理解し易い内容で講演され、さらに招いた9人の僧侶に対して乾物類の物品を寄進しました。

理想的な地域を目指そう運動

 

『スラム』という環境の中で、地域の子どもたちや青年たちが成長するに伴い、様々な家庭内の問題を背負っていかなければならなくなります。そうなると、ゲームに夢中になったり、非行グループの仲間に入って授業から抜け出て麻薬を常用するようになってしまうケースも出てきます。

 そこで、当財団の教育里親事業部では、去る7月17日、第3回「理想的な地域を目指そう」運動のキャンペーン活動を実施しました。当日の活動には、第1-2-3地区、第4-5-6地区、70ライ地区、ホアコン地区、ロムガオ地区、ノンマイ地区などの地域住民リーダーたちと奨学生(7~12歳)の総勢100人が参加し、10のグループに分かれて話し合いを行いました。世代が違っていても、同じ地域で暮らす奨学生たちは、住民リーダーから地域の情報を聞き、様々な意見が交わされました。奨学生からは、地域内の至るところで捨てられる生ごみにより下水道が詰まっている状態をどう解決したらよいのかといった質問が出ました。関係者からは地域の環境を保護するために所定の場所にゴミを捨てるよう互いに注意し合ったり、地域内に植樹推進を働きかけ、皆それぞれが余暇を有効的に活かすよう心がけていくことが提案されました。

「栄養価の高い卵」を子どもたちに!

  

 昨今の経済不況の影響によって諸物価が高騰してきたため、スラムの住民たちの生活が日増しに厳しくなってきています。特に日雇い労働で生計を立てている家庭ではより節約しなければならず、それは食べる物にも及んできています。そこで財団の運営下にある10ヶ所の幼稚園で子どもたちの健康調査をした結果、1~6歳までの子どもたちのうち30%が栄養失調の状態になっていました。

 このため、当財団では10ヶ所の幼稚園児に対して、安価で食べやすくプロテインを多く含んでいる「卵」を提供することにしました。去る6月15日、1,000個の卵を各幼稚園の教師たちに贈呈しました。また、我が子のために卵を買うことが困難な家庭については、廃品回収によりリサイクルできる物と「卵」を交換する事業も推進しています。

「Wings of Support Foundation」グループがご訪問

      

 去る7月7日、「Wing s of Support Foundation」のMr. Ron代表と理事の方々が当財団を訪問されました。当財団へは、6年前から遊具製作支援、おはなしキャラバン事業、アートクラブなど、主にスラム地域の子どもたちが豊かな感性を育む活動への支援でご協力いただいております。

人形劇を通して読書推進活動

          当財団が設立して30年余り、スラム地区の子どもたちに教育支援をし続ける中で、1991年にスラム地域や遠隔地の子どもたちに対しても読書の習慣を身に付けさせるために「おはなしキャラバン」の事業をスタートさせました。この事業では、人形劇を通して子どもたちに豊かな想像性を育み、たくさんの知恵をつけていく効果がある活動として各地を巡回公演してきています。

           

津波孤児センター「バーンターンナムチャイ」の子ら8人 文化親善交流のためにイギリスを訪問

         

 去る5月5日から26日まで津波孤児センター「バーンターンナムチャイ」からロジャナ代表と子どもたちの代表8人がイギリスの支援者グループ(Mr. Robert G. Wolff, Thai Children Trust, Lands of Smile他大勢のご支援者)に招聘され、文化親善の交流活動を行ってきました。

ドゥアン・プラティープ財団新理事長の選出

             

 最近の反政府デモによる政治的混乱を理由に逮捕状が出され、プラティープ・ウンソンタム秦理事長が辞任したため、緊急理事会が5月27日(木)に招集され、新たにドクター・サン・ハティラット氏(写真中央、右の男性)が理事長に選出され、新理事長に就任いたしました

タイの政治混乱の背景に何が?

2010年5月25日

表題:プラティープ ウンソンタム 秦 
         理事長辞任のお知らせ

前略お許しください。
 突然ではございますが、当財団理事長を務めて参りましたプラティープ ウンソンタム 秦は、その職を辞することとなりました。
 ここにプラティープ元理事長より皆様に宛てました事態の経緯をご説明する文書をお送り申し上げます。何とぞご高覧のほどお願い申し上げます。また秦辰也近畿大学教授が佛教タイムスに寄稿した文書も同封させていただきますので、合わせてご一読いただきますと、よりご理解いただけることと存じます。
 プラティープ元理事長の個人資産は凍結されましたが、皆様からのご浄財をお預かりしております当財団の口座の凍結はされておりません。因って現在も当財団の各活動は、従来どおり滞りなく推進しておりますので、どうかご安心ください。
 それでは、今後も当財団職員一同は、それぞれの職責を果たすべく邁進して参りますので、何とぞ皆様のご協力を賜りたく、心よりお願いを申し上げます。 

草々

ドゥアン プラティープ財団
理事長代理

ミンポーン ウンソンタム
Mingporn Ungsongtham    

2010年度教育奨学金授与式

            

 教育は、我々が社会で生きていく上で非常に価値があり、正に「人間の財産」として重要な役割を果たすものです。プラティープ財団設立以来からの方針として、スラムの貧しい家庭の子どもたちや青年たちに教育支援活動を行ってきています。地域で暮らす子どもたちは、貧困家庭や劣悪な環境、虐待、麻薬問題などに直面して、勉学を続けることが困難な状況に置かれている現状があります。

奥井彩里先生 恒例のワークショップ   「生き直しの学校」カンチャナブリ校     

   

       

奥井彩里先生が「生き直しの学校」カンチャナブリ校でケーキ作りのワークショップを始められて12年目になります。