2009/02/19
ウボンラット妃
5回目のクロントイ・スラム訪問
13日、タイ国内の麻薬撲滅運動を推進してこられているウボンラット妃がクロントイ地区を訪問されました。今回で5回目をむかえた当日、プラティープ理事長、クロントイ区役所職員、地域住民たちが出迎る中、第4-5-6地区に立ち寄られ、高齢者や障害者に対して亡き皇太子の標章付のお米や「ミラクル・オブ・ライフ財団」の毛布を贈呈されました。
今回の訪問では、当財団から奨学金を受け学業を終えた地域の青年たち9人とともに記念写真を撮られました。当財団の青年育成プロジェクトでは「青年の日」にちなみ、2008年9月28日、地域で積極的に活躍する青年たちを表彰し、社会奉仕活動に励む彼らを激励するために盾を授与しました。こうした活動は毎年実施していく予定です。
さらに、ウボンラット妃にはスラム地区をご視察されて、住民たちの生活状況を尋ねられたり、地方のグループからの食品を地域の若夫婦に贈与されました。

卒業御祝い
プラコープ・ソンプラディット(バーウ君)
バーウ君は生れてから両親の顔を見たことがなく、叔母に育てられたことしか記憶に残っていません。幼少の頃から彼と弟(キィウ君)は、港湾局警察署の掃除係として働く叔母の3人で暮らしていました。彼が3歳になった時、叔母が病気になり働けなくなり、彼と弟を養育していくことができなくなり、「生き直しの学校」チュンポーン校に入所することになりました。その後、叔母の消息が絶えてしまいました。

彼が12歳の時に就学し、勉学に励み、高度な教育を受けるまでになりました。また、彼は芸術的能力に優れ、特に絵画やアート製品、料理、お菓子づくりなどを積極的にこなしています。ベーカリー関係は、毎年来訪される奥井彩里先生から技術指導を受けている以外に、外部のベーカリー講習で技術を磨き、施設のベーカリールームで子どもたちにお菓子の作り方を教えています。また、子どもたちと一緒に作ったお菓子は皆が美味しい「おやつ」ともなっています。
通常、彼は職員のアシスタントとしていろいろな活動の手伝いをしている中、忙しい時間を割き、土曜・日曜日にラジャパットカンチャナブリ大学地域開発科に4年間通学し、去る2月12日、無事に卒業証書を授与しました。長年彼の成長を見守ってきたプラティープ理事長、ミンポーン施設長は卒業式当日御祝いに駆けつけ、着実に自分の人生を歩んできた彼を激励しました。
彼の人生は、正に「人は生れる場所を選ぶことができなくても、チャンスを自分でつかんで飛躍できる」ということを証明してくれました。



