「世界子ども賞財団」設立10周年記念において
Submitted by admin on Tue, 2010-10-05 11:19.
「世界子ども賞財団」設立10周年記念において
プラティープ先生、2回目の受賞
「世界子ども賞財団」は、世界で子どもたちの権利を促進していくための事業を行っています。また、環境保護や世界平和へのキャンペーン活動も実施しています。この財団は、スウェーデン王室のシルビア王妃と南アフリカ共和国のネルソン・マンデラ元大統領が後援者となっており、毎年、児童虐待や児童労働、児童買春、貧困家庭のため就学できない子どもたちなど、様々な社会的問題の活動に貢献した人物を表彰しています。
受賞者の選択方法は、世界中の子どもたちからの投票で決まります。去る2004年には、プラティープ財団設立者のプラティープ先生が40年以上にわたる活動を評価され、世界中の子どもたちからの投票の結果、『世界子ども賞』と『グローバル・フレンド賞』2つの輝かしい賞が授与されました。
今年は「世界子ども賞財団」設立10周年にあたり、それを記念する式典にプラティープ先生、津波復興プロジェクトのロジャナ部長、「生き直しの学校」カンチャナブリ校のピロムヤー(通称=ナーン)さんの3人が8月30日から9月6日までの期間、スウェーデンを訪問してきました。式典では、13人の受賞者の他に20ヶ国以上から子どもたちの代表が参加しました。特に民主主義と人権のために闘ったマンデラ夫妻が101ヶ国53,000校の学童総勢2千3百万人から投票され、『世界子ども賞』を受賞し、プラティープ先生も同じく受賞しました。
今回スウェーデンを訪問したナーンさんは、幼児の時に国境付近の村から誘拐され、全身をタバコの火で押し付けられたり、鼻の骨を折られたりなどの虐待を受けながらバンコク市内の路上で物乞いを強制させられていました。7歳の時、ギャングから脱出したところを警察に保護され、そして「生き直しの学校」カンチャナブリ校へ入所しました。現在は20歳、バーンガオ高校の3年生として学んでいます。
初めて外国を訪問したナーンさんは、スウェーデン王室のシルビア王妃より記念のメダルが授与されたことと、シルビア王妃に世界中で苦境に置かれた子どもたちに対して暖かい眼差しと慈悲の心を寄せていただいたことが一番印象的で感激した出来事であったと語っていました。特に厳しい状況下にありながら、一生懸命生きようと奮闘している世界各地(20ヶ国以上)の仲間から激励されたナーンさん、帰国後は自分も一生懸命勉強して、将来「生き直しの学校」カンチャナブリ校の教師となって子どもたちの指導をしていきたいと思っています。
また、「世界子ども賞財団」から2回目の表彰を受けたプラティープ先生は、長年にわたる貧困地域の子どもたちに対する献身的な活動が世界中の子どもたちに評価されたからです。今回の受賞により大きなエネルギーを得たプラティープ先生は、今後も恵まれない子どもたちのために闘っていくと語っていました。
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