奥井彩里先生 恒例のワークショップ   「生き直しの学校」カンチャナブリ校     

   

       

奥井彩里先生が「生き直しの学校」カンチャナブリ校でケーキ作りのワークショップを始められて12年目になります。

ワークショップでは、パンやクッキー、ジャムロールなど各種のケーキ、さらに季節のフルーツから自家製のジャムを作ります。施設内で収穫したフルーツ(バナナ、パパイヤ、マンゴーなど)や、数々の薬草をクッキーやケーキに入れ、バラエティーに富んだ味と形のお菓子類が作られていきます。

今年は4月22日から28日まで実施され、暑季休暇の中で子どもたちや少女たちが熱心に取り組みました。

それでは、今回講習を受けた子たちを紹介いたします。

                                  

●ピロムヤー・サッタータイ(ニックネーム=ナーン)

今年19歳の彼女は施設で暮らして13年になります。彼女と兄のカムラー君はカンボジア国境沿いの村から誘拐され、バンコクで物乞いを強制されて全身や鼻の骨を折るなどの虐待を受けることに耐えられず、警察に助けを求めて保護されました。その後、警察から当財団が彼女と兄を受け入れ、就学するようになり、現在高校3年生として学んでいます。

彼女は彩里先生から教えてもらうケーキ作りが大好きです。美味しくできて、皆と一緒に作ったケーキやクッキーが子どもたちのおやつにもなるので、経費も節約できるし、腕も上達できると喜んでいます。将来は施設の子どもたちにケーキづくりを教えていきたいと語っています。

                                   

●ウタイラット・インサジャン(ニックネーム=ギッフ)

今年18歳。彼女の家庭は貧しく、5歳の時に両親が離婚し、姉に預けられました。しかし、厳しい生活状況から家出をしてシンナーグループの仲間に入って非行に走り、警察に補導されて少女鑑別所(バーンメッター)に送られました。収容期間が終った後、当施設にやって来て、現在は学校外教育課程小学部6年生として学んでいます。

彼女は、彩里先生のワークショップを熱心に受けていて、いろいろなクッキーを作ることができ、特に焼き方の温度調整が上手です。また、彼女は皆のお姉さんとして施設の子どもたちに心のこもったバースディーケーキを作るようにしています。