「生き直しの学校」チュンポーン校の青年 モンテッソリー教育の教材製作トレーニング

             

「生き直しの学校」チュンポーン校は、麻薬依存症や家庭崩壊、ストリートチルドレン、虐待などの問題に直面した青年たちを豊かな自然環境の中で更生する施設として開設され、一般教育と職業指導を中心に行っています。現在、40人の青年たちは、6人の教職員とともに社会的自立を目指して様々な活動を実施しています。

 そこで、当財団では、すでにスラム地区の幼稚園児たちに指導をしているモンテッソリー教育の教材をチュンポーン校の青年たちに製作してもらうことになりました。指導に使われる各教材は100種類以上に及び、教材1セットを揃えるだけでも高価なことから、財団が運営に関っている幼稚園に配分できるように各教材を独自で製作することになったのです。

 今回のトレーニングは、プラティープ幼稚園にモンテッソリー教育の指導法を始めたサシナン先生が講師となって3月24日から27日まで行われました。青年たちは各教材の用途や効果を学びながら製作に取り組むことになり、特に数字関係に使われる教材は細かい作業になります。

 ここで2人の青年にインタビューしてみました。

 

                                                                                            

                              ●アムノアイ・シースントーン(ニックネーム=レック)

 

  年齢18歳。現在、彼は学校外教育課程小学部5年生として学んでいます。彼は今回のトレーニングに参加できて、とても喜んでいます。彼は充実した教材のある幼稚園に行ったこともないけれど、自分の手でたくさんの園児たちに役立つ完璧な教材作りに全力を尽くしたいとのことです。

                                                                      

                                  ●カムラー・サッタータイ(ニックネーム=ラー)

 

   年齢21歳。彼はカンチャナブリ校にいるピロムヤー・サッタータイ(ニックネーム=ナーン)の兄で、2人とも強制物乞いとして警察に補導された後、当財団の施設に入所。その後、彼が13歳の時にチュンポーン校に移りました。今回のトレーニングに参加できた彼は、園児たちのために役立つ作業ができることを大変喜んでいます。今まで見たことのない教材ばかりで作業に戸惑いながらも、自信を持って取り組んでいます。将来、彼は妹の近くにいられるよう、カンチャナブリ校の農業職員になることが夢。そして大学を卒業できるよう勉学に励むことです。