親子対面式 「生き直しの学校」チュンポーン校

             
 麻薬の更生施設「生き直しの学校」チュンポーン校では、6月27、28日の2日間にわたって、恒例の親子対面式を行いました。施設はバンコクから南に600km余り離れた所、チュンポーン県ラメー郡の山麓にあり、職員と保護者42人が現地に向かいました。1年又は数年ぶりに我が子と対面する保護者は、夜間も我が子の姿に思いを馳せて眠ることを惜しみ、たくさんの好物とともに訪ねることを夢見てきたのです。対面式で親子が寄り添い語り合って過ごす日々に立ち会うと、企画した施設を開校したミンポーン先生(メークルー)は25年前に始めた頃からの疲れも忘れてしまうそうです。
 この施設は、豊かな大自然の山麓の中にあり、家庭崩壊、虐待、麻薬、犯罪などにより心身共に傷ついた青年たちの心を癒してくれます。入所者は、主にクロントイ・スラムや近郊地区からが多く、最近では少年鑑別所から刑期を終えても行き場のない青年たちを受け入れています。更生期間中、青年たちは職業訓練や一般教養なども同時に学んでいます。今年の入所者数は、16歳から25歳まで60人。
 青年たちは、勉学を途中で止めてきているケースが多く、中学から大学までの就学ができるように配慮し、土・日曜日にはコンピューターや電気機器の修理なども実施しています。これまでに2,500人余りの青年たちが施設を卒業し、社会に巣立ち、それぞれが相応しい職業に就いています。
 親子が対面できる時間は短くても、立派に成長し、たくましく生きている我が子と触れ合い、将来を語り合うことができるようになったことに親子共々満足し、希望を持つようになります。
 「生き直しの学校」チュンポーン校では、麻薬の更生の他にも、持続可能な事業としてゴム園、アブラヤシ農園、無農薬野菜栽培、果樹園などから得られる収益で、年間運営費の60%を独自でまかなうことができるようになってきました。