おはなしキャラバン 巡回公演活動開始

プラティープ財団では30年以上にわたってスラムの子どもたちに平等な人としての教育を目指し、様々な活動に取り組んできました。その中でも、人形劇と読書推進を中心とする「おはなしキャラバン」の活動は、1991年にスタートしました。この間、専属職員とボランティアが一体となって人形づくりから、劇の練習を積み重ねてきました。また、人形一つ一つが生命を持ち、上演中に笑い声が出るような舞台にするために全力を尽くしてきました。人形劇の後には、キャラバン隊メンバーが子どもたちと一緒にゲームや歌、レクリェーションを楽しみ、会場全体が打ち解けてきた頃、生活に密着した物語の読み聞かせをし、読書推進を呼びかけ、子どもたちの視野が広がって豊富な知識が身についていくようになっていくのです。
去る5月30日から6月5日まで、キャラバン隊はナコンラチャシマ県スンサーン郡とボアヤイ郡の9校にて幼稚園児から中学生まで約2,500人に対して人形劇と読書推進の巡回公演を行いました。
さらに一行は、東北タイのムクダハン県を訪れ、県内のキヤン校にて教師たち 80人を対象にエプロンシアターのワークショップを実施しました。参加した教師たちは、エプロンシアターづくりに大変興味を持っていました。
この後、キャラバン隊はミャンマー国境沿いのターク県メーソッド郡にあるシンシア女医のクリニックを訪れました。ミャンマー人のシンシア女医は、10年前にミャンマー難民キャンプ地にクリニックを開設して以来、国内外の支援団体から援助を受けて運営し、国境周辺の山岳地帯で生活している5,000人余りの難民たちの健康管理や治療に従事しています。キャラバン隊は、10ヶ所のキャンプ地の子どもたちに対して人形劇の公演を行って来ました。難民キャンプ地での人形劇公演は初めての試みで、タイ語を理解しない子どもたちや大人たちでもキャラバン隊メンバーの舞台にとけ込み、楽しい笑いと歌声がいつまでも続いていました。
キャラバン隊メンバーは、嶮しい山岳地帯にある難民キャンプ各地を巡回し終えて、子どもたちの喜ぶ顔と人々の感動にふれて疲れを忘れ、多くのエネルギーを得て戻って来ました。今後もタイ国内の子どもたちを訪ねてキャラバン車は走って行きます。




